母の日のプレゼント 心のつながり 3


お孫さんが心配で仕方ない。こんなに心配しているのに、ちっとも気持ちが伝わらない。

どうしたらいいの?


そんな人を前にして、慰めの言葉は残念ながら、たいしてありません。

「話しに」同調するのではなく「心配でたまらない」気持ちだ、ということを理解し、

気持ちに沿うようにします。「アドバイス」よりも、その人の話を先入観なくただ「聴く」のです。


日本メンタルヘルス協会では、こんなことも学びました。

「教育は待つこと」。教育は、いつ発芽するかわからない種を、相手の心に

まき続けるようだ。その「種」には時限装置がついていて、必ずその人の最適な時に、

発芽するから、まき続け、水をやり続けなくてはならない。結果はすぐ出ない。

だからつらい、のだと。

特に10代の成長期にあるなら、毎日が自分を生きるので精一杯、やさしいおばあちゃまを

振り返る余裕すらない。自分にできること、できないこと、やりたいことが一致しない、

自分も自分がわからず、嫌悪感を持ったり、不安定な時期です。


こんな話もあります。

若い時は、大音量で音楽を聞くのが好きだった、今は?

「同調の原理」です。


気持ちの振り幅が大きい(落ち込んだり舞い上がったり忙しい)時は、ロック、

落ち着いていくに従って、穏やかなメロディラインを多く好むようになっていませんか。

その時の感情に合わせた音楽を聴けば「カタルシス効果」が得られ、気持ちのバランスも取れます。

落ち込んだ気持ちを忘れるために、元気の良い音楽を聴くのは、時に逆効果。


最近では親子2代で同じ音楽を楽しむ、それはそれでいいなあと思います。

私の友人は、お嬢さんと「KAT-TUN」のA君のおっかけをしています。いいなぁ。


前出のおばあさまが、心配していたお孫さん、どんな音楽を聞いているのでしょうか。